感謝の効能

感謝の効能

このコーナーでは「振り返り」を推奨していますが、それを行う一番の効果は、自分自身のパフォーマンスを上げたり、幸せを作ることができるということです。時間は全ての人に平等に与えられているので、自分が心地よく過ごせたら幸せではないでしょうか。

そこで今回は、脳が持つ「2つのモード」のお話しです。

まず一つ目は「サバイバルモード」について。

人は基本「サバイバルモード」だそうです。サバイバルモードとは、ワクワクより不安や焦りや恐怖を感じやすい状態。大昔は、恐怖を感じやすくしておかないと「すぐに死ぬ危険」が身近にありましたから当然のことです。現在は身の回りにそのような危険はないのですが、その当時と今の「脳の作り」は殆ど変わっていないのです。この「サバイバルモード」でいると、うまくいっていないことを考えてしまったり、今起こっていない未来の不安を考えてしまったり・・・。つまりパフォーマンスが悪くなります。

そして、もう一つのモードは「スライブモード」。このモードには放っておいてはなりません。私たちの脳は「満たされている・与えられている」ことにフォーカスするとスライブモードに切り替わります。誰でもできるスライブモードに切り替える方法は「今、感謝していること」をじっくり思うことです。

でも”満たされている方がパフォーマンスが上がる”って意外だと思いませんか?

確かに偉大な先輩方、偉大な経営者は全て「感謝の時間」を大切にされている印象があります。それは彼らが「満たされている状態の効能」をご存じだとも言える気がします。人生の時間は、有限です。どう過ごした、何をしたか、そして何を感じたか。これらは全て繋がっており、それらで人生はできています。

ぜひ「振り返り」をして「自分が受け取ったもの」〜今日、気持ち良い風だったなぁ・・・という小さなことでも十分です~をしっかり感じましょう。

人は、フォーカスした方向に向かう生き物です。「ありがたいなぁ」という感謝の気持ちには効能があります。良い効能を受け取っていきましょう。

次回は、もう1歩進んだ「振り返りの手段」をお伝えします。