簡単にできる「振り返り」の習慣化

簡単にできる「振り返り」の習慣化

2022年も半年が過ぎました。皆様はこの1年、最後をどんな気持ちで過ごしたいでしょうか。

大人になると「あっという間に過ぎたね」ということが多くなりませんか? 仕事に追われ、休みはのんびりし・・・の毎日は、それだけで忙しいものです。忙しく日々を過ごすことはもちろんそれだけで充実していることですが、やはり「本当に良い1年だったな」とじっくり味わう一年を過ごせたら、その方が充実度は高くなります。

そこで、半期に一度ご自身の暮らしを振り返ることをお勧めします。半期に1度振り返ることで「忙しくて、やりたいことがあったけどやれていない」ことがあったことに気付いたり、「もっと○○に力を入れよう」と思ったり、「最近の自分はよく頑張っていたな」と自分の頑張りに気付いたりすることで1年の後半時間をより良くすることができます。

そこで今回は、半期に一度振り返る場合に効果的な「7つの質問」をお伝えします。まだ2022年は終わっていないので、前提は「今年、今の時点」としてお答えください。

1) 「楽しかった・嬉しかった」思い出や経験はどんなことですか?
2) 時間やお金、力を費やしたことはありますか?
3) 今年、達成したい目標はありますか?今は、その目標から見てどの地点にいますか?
4) 今年の成果は、どのようなものがありますか?
5) 一番大きく変化したことはありますか?
6) あと半年。変えてみようかなということはありますか?
7) 感謝を伝えたい人は誰ですか?

これらを書いてみると、この半年間に自分が過ごした時間の風景が見えてきます。書いてみて、もし「変化が大きい」と感じたのなら、それは脳にとっても良い傾向です。変化は脳の成長に欠かせないものですが、年々「変化が億劫」になるのも人の常です。ですから、振り返ってみて「変化が大きい」と感じた場合、それは脳にはよい刺激となっていて、良い人生を送れていると判断して良いでしょう。(もし、マイナスな変化があったとしても、それに耐えて変化に対応した脳は成長できますので、マイナスな変化であっても脳には良い影響があるということになります)

反対に、振り返ってみて「変化が少ない」と感じた方は・・・ぜひ後半に「変化」を入れていくように意識してみましょう。

変化とは、例えば
・いつも会わない人に会ってみる
・いつもとは違う場所に行く
・新しい分野を学ぶ
など、自分ができそうなところから挑戦してみましょう。

現代人は日々様々な情報に触れているので、あたかも「様々なことを感じて考えている」ように錯覚しがちですが、日々触れる情報はあくまでも「情報」であり、脳に良いのは「自身の五感を使う体験」です。脳へ良い影響を与えるのは自分で動き自分で考えることですから、自分の体で動いて自分の心で感じてみましょう。

またそれら、自分が動いたことを日記に書いたり、絵日記にしたりなどアウトプットすることは、さらに脳を鍛えることにつながります。振り返ることは人生を充実させ、脳を整え鍛えていくことにつながります。

2022年後半も、充実の暮らしができるといいですね。