横文字が多い件
先日、とあるお方のやりとりの中で「今後は、スマホやウェアラブル端末を活用していく」というお話しがありました。
「ウェアラブル端末」という単語が何だかしっくりこなかった私ですが、皆様はイメージできますでしょうか。
実は私も腕につけています。「ウェアラブル端末」。「ウェアラブル」とは「着用できる・身につけられる」という意味ですよね。と言うことで・・・ハイ、私も存じております。なのですが、何だか「頭に浸透するのが遅い・・・」
カタカナ用語って、そういうところないでしょうか。
例えば「パソコン」は、既に日本語として定着していると思います。パソコンを日本語で言うほうが難しいし、伝わらないような・・・。でも、「ウェアラブル端末」って・・・。
そもそも、ウェアラブル端末と一言で言ってもピンキリです。パソコンにおいてのピンキリにおいては「何が違うのか」を、パソコンが苦手な私でも言葉で説明できます。
でも、ウェアラブル端末のそれぞれの違いは、その捉え方はそれぞれのように思います。(Amazonのウェアラブル端末の口コミを読んでいる時にそれを実感しました)
それだけでないのですが、「横文字」がやたら会話に出てくる中で私が着目したことがあります。それは、そもそも定義づけが曖昧なもの(ということにも気づいていない場合が多く、それが本当の問題だったりする)に対して「活用」というざっくりした目標を設けるのは、現実化のスピードが遅くなるのではないかということです。何事も目標を設定するならば、ある程度の達成時期も同時にセットするものだと思います。ですが、定義が曖昧な横文字が出てきた時点で「達成時期」が見えてこないのは、私だけでしょうか。
先日「日本経済新聞」に、政府のプロジェクトの半数以上のものが目標設定が曖昧であること、あるいは「基準がなく達成の見込み(ゴール)もない」という記事があり驚きました。確かに日本企業や自治体においても、これはよくあることのようにも思いました。
目標とは、言葉の定義が共通していて、かつ数字化できることですが、スタート時は確かに決めることが難しいことってあります。
「ない」スタート時は決めづらいけれど、決めないと「指標」ができないと思うのです。このことは、正しく私はお仕事の中で学び実感してきました。
目標の大事さを実感するとともに、目標を決めるときに大切なことは「目的」だということも思っています。「目的=行きたい場所」があって、「目標=手段」がある。目的は大きな括り、ビジョンみたいなもので良いと思うのですが、目標、測定可能であるということが大事なことだと思います。
ですが、多くの場合「手段」と「目的」が混同している時があるように思うのです。
例えば日常の場面で見ると、“みんなが流行っているから、買った”と、「最先端いってるぜ」という目標を達成している気分になる人がいますが、それはあなたの人生の目的でしょうか。と、スナックまちこに来た人は問われます。(このようにして、この店はお客さまを選んでいる傾向があります。笑)
目的とはそもそも「なぜ、最先端いってるぜ」と自分は思われたいのか? というところから考える必要があります。確かにめんどくさいのかもしれません。
でも、ビジネスでも人生でも、私は大切なことは「目的」だと思っています。
カタカナ用語を見たり聞いたりする違和感。カタカナ用語は、最先端なイメージがあるから(D Xとかね。笑)人を動かすには良いのでしょうけれど(焦らせて動かせるのは、ビジネスの基本らしいので)。
「そもそも」という・・・目的意識が強い人には、通用しない気もする最近です。まぁそういう人たちは、世の中でいうところの「めんどくさい人」でもあります。(笑)
が、私は思います。
簡単なことは誰でもできるしすぐなくなる。面倒なことは、みんなができないからこそ特別になっていくし、ちょっとのことでは揺らがなくなる。だから私は「面倒な方」を「そもそも」が明確な方を選択します。このスナックには、そんな人たちが集まります(笑)。
最近飲み過ぎの私。「呑む目的」くらいはぼやけていても良いのだと思っています。みなさまも、ほどほどに・・・(ニッコリ^^)。