人の振り見て我が振り直せ

人の振り見て我が振り直せ

ここ数年「マルシェ」というものが、よく開かれている。地元のちいさなお店が出店して、お菓子やらお料理やら野菜やら、あるいは可愛い雑貨などがあり、とても楽しいイベント。それが「マルシェ」である。

 マルシェで一番人気があるのは「お菓子」と「料理」、つまり「食べ物」です。花やキャンドルなどの雑貨も出店しているけれど、圧倒的に「食べ物」は人気です。

 私個人は長い行列に並ぶことが好きではないので、よほどのことがない限り食べ物に時間をさかないのですが、マルシェに行くたびに多くの方がよく並ばれているのを見て「そこまでさせる美味しさ」ってなんだろう・・・と気にはなります。

 もしかして、美味しいというよりも「珍しい」ということも並ぶモチベーションになるのかもしれませんが、毎回食べ物屋さんの行列を不思議に見ています。

 そして気づきました。マルシェには「まぁるいひとが多いなぁ・・・」ということに。

 丸いというのは、まず「装い」が「丸い」ということ。すぽっと布を被るような、ウェスト位置を決めないナチュラルなワンピース。確かに世にいうオシャレな「ナチュラル派」の皆様はそういうワンピースを好みます。実際それは、わたしも「ナチュラルで素敵」だなと思っています。

 ただ・・・

そのような格好な方が多く集まると、なんだか変な感じがしてしまいます。

 マルシェをふと見渡すと・・・

オフホワイト(生成り色)の布をまとった、まぁるい印象のひとがたくさんいるなと。

 最近、マルシェに行くと、そういった「ナチュラル派」の方々が気になるようになってきました。同じような格好のひとがたくさんいるというのは、日本ではよくあることですが、よく見ると、よく考えると、変ではないだろうか。

 ちなみに私自身は「人様と同じような格好」を全くしないタイプです。それが良いとか悪いとかではなく、ここで考えるべきは「その格好は、本当に自分がしたい格好なのか」ということです。

 なんとなく体型が隠れるからとか、なんとなくおしゃれな感じだからとか。そういった「なんとなく」な思いで着る装いは、結果「なんとなくの印象」になる気がします。それが、わたしが書いた「まぁるいひと」という印象です。

 当人が「まぁるいひと」だと思われたいと思って、その装いをしているのならよいのですが、多くの女性は「まあるいですね」と伝えると、おそらく機嫌が悪くなります。(苦笑)

 本当にその装いが似合っていると、まぁるいよりも「素敵な人」という印象になると思うのです。実際そのような方にもお会いすることもあるので。

 やはり「どう着るか」は、相手に与える印象にかなり関わることのように思います。大切なことは、相手が「自分に抱く印象」にまで自分で責任を持つことではないかと私は思います。この時点できっと、私は少数派なのでしょう。

 でも少数派でもなんでもよいのです。この話の気づきは、「人のふり見て我がふり直せ」。まぁるいひとに、習うことも多くあります。わたしも「自分が目指すべき、まぁるいひとになろう」と、思うのであります。

 皆様の「人の振り見て我が振り直せ」と思うこと、是非まちこに聞かせてください。

 

【今月のまとめ】

「自分を客観的に見ること」は、若い頃より年齢を重ねるほど苦手になるようです。年齢関係なく「いい感じの人」でいるために、自分を客観視してみようと思います。