【特集2】:FREECSのソフトを開発する「Jlab」代表の大西さん

【特集2】:FREECSのソフトを開発する「Jlab」代表の大西さん

名前
大西潤一(ソフトウェア開発会社Jlab代表)
担当
ソフト開発、コラム「50歳からのプログラミング講座」執筆
これまでに担当したソフト
・おまかせ医療費控除サポートシリーズ
・おまかせパスワード備忘録1・2
・おまかせ記念日管理
その他多数のソフトを開発

「ここが凄い!」GREED ISLANDの魅力

定年退職されてから、プログラミング開発で独立された大西さん。今話題の「セカンドキャリア」を着実に積み上げてご活躍されています。

大西さんの魅力は「誠実なお人柄」。それがそのまま商品に表れていると感じます。大西さんは、大きな会社を長く勤め上げられて定年退職されてから、ご自身のスキルを活かしてパソコンソフトを作り始められています。

GREED ISLANDの商品作りでは、平野店長からのフィードバックを受けながら、いつも丁寧に商品を作ってくださいます。今回はそんな大西さんの「誠実という品質」を掘り下げたくて、大西さんのキャリアからお話しを伺いました。

お客様視点のプログラマー。そのキャリアから見えたもの

元々は大手の音響の会社で「レコードプレーヤーの設計」をしていたという大西さん。パソコンソフト開発のきっかけは、仕事で必要な機械を会社に買ってもらったはいいけれど、それを動かすプログラムは自分で開発しないといけないというところから、独学でプログラミングを学ばれたそうです。インターネットのない時代に独学でプログラミングを学ぶという時点で尊敬しかありません。大西さんの誠実なパソコンソフト作りの秘訣をキャリアから紐解いてみました。

対談:広報まちこ×大西さん

広報まちこ:パソコンソフトの開発って、どなたかに教えてもらったのでしょうか?今みたいにインターネットで情報があるとかでもないですし、本から学ばれたということでしょうか?

大西さん:そうです。本を買って独学で学んで作りました。元々設計の仕事をしていたので、目的に向かってものを作るとか、手探りでものを作っていくということは慣れていたのかもしれません。」

広報まちこ:そうは言っても、一人でプログラムを作るというのは考えるだけで途方もない作業だと思うのですが。

大西さん:そうですね。確かに「苦しみ」が「楽しい」と思えないとなかなかできないとは思います。私は「苦しみが楽しい」と思えるというところが確かにありますね。あと最近は木工で「もの作り」をするのですが、木工と違ってプログラムは「文法上の間違い」は「ここが違う」ということを教えてくれます。それがプログラム作りで良いことだと思います。

広報まちこ:なるほど。確かに木工は自分で間違いに気づくしかないですが、間違いを教えてもらえるのは進めやすいですね。とはいってもプログラミングができない私からすると独学でそこまで進めるのはすごいことだと思います。

大西さん:手探りで作っていくこに慣れているので。最近は長年やっているおかげで、ネットで情報を見ていても知らないコマンドはないです。※「コマンド」とは、コンピュータに特定の機能の実行を指示・命令する文字列のこと。

広報まちこ:確かに長くやってきたからこそわかることやこだわりって、きっと何事にもありますよね(ひたすら尊敬)。

大西さん:あと私は電気専門の大学を出ているのですが、そこからずっと「もの作り」に関わっています。様々な会社の仕事をさせてもらう中で「製品を設計」し、「製品を作り」、「品質管理」、そして「製品を市場に出す」という一連の流れを会社員時代に体験させてもらったのも良かったことだと思います。

広報まちこ:確かに。仕事の一部分しか見ていないと、その視点だけになってしまうことで弊害も出てくる気がするのですが、「市場に商品が届くまでの一連の流れ」を知っているというのは、大きなことだと私も思います。そういうキャリアが大西さんのパソコンソフト開発に生きてらっしゃるんですね。

広報まちこのまとめ

大西さんからお聞きしたお話しで印象的だったのは「経験がスキルを作る」ということ。スキル単体が凄いということではなく、会社の状況やチームの状態の中でベストを尽くしてきたからこそ「使えるスキル」になったのだと思います。とても貴重なお話しばかりでした。

個人的には、令和になってからの時代の変化をさらに激しく感じますが、大西さんから「昭和平成」時代のお話を聞きながら、懐かしいような温かい気持ちにもなりました。きっとGREED ISLANDのお客様も、同じ時代(昭和平成)を生きてきた「パソコン世代」の方が多いと思います。この世代だからこそわかること、という感性も大事にしていきたいと改めて思いました。

大西さんが制作するソフトの特徴

誠実で真面目な大西さんは、「データベース系」のソフトが得意です。また大西さんご自身も企画を出してくださいます。実際に大西さんご自身が苦労したという「おまかせ医療費控除サポートシリーズ」は、販売本数が2万本を超えるヒット作になっています。

生活の「ちょっと困った」を解消する、「こんなことができたらいいな」を実現するパソコンソフト。GREED ISLANDらしいパソコンソフトをこれからも大西さんにお願いしたいと思っています。大西さん、インタビューのご協力ありがとうございました。   

【特集2】:FREECSのソフトを開発する「Jlab」代表の大西さん