ごみの捨て方がすぐわかる!NotebookLMにPDFを読ませて便利に使う方法

ごみの捨て方がすぐわかる!NotebookLMにPDFを読ませて便利に使う方法

引っ越したばかりの方や、普段あまりごみの分別を意識してこなかった方にとって、自治体が配布するごみ分別の案内冊子は「情報が多すぎて、どこを見ればいいかわからない」ということになりがちです。

例えば、筆者が以前住んでいた東京都の江東区が提供している「江東区家庭用 資源・ごみの分け方・出し方」というPDF資料も、暮らしに必要な情報が網羅されている分、ページ数も多く、索引や目次から目的の項目を探すのには少し手間がかかります。「蛍光灯を捨てたいけど、どのごみになるんだろう」と思ったとき、すぐに答えにたどり着けないのはストレスのもとです。

このような課題を解決する手段として、GoogleのAIツール「NotebookLM」が役立ちます。PDFをNotebookLMに読み込ませることで、知りたいことを会話形式で瞬時に調べられるようになります。

NotebookLMにPDF資料を読み込ませる手順

NotebookLMはGoogleアカウントがあれば誰でも無料で利用でき、初心者でも5分あれば始められます。以下の手順に沿って、ごみ分別のPDFを読み込ませてみましょう。

ノートブックを新規作成する

まずは、NotebookLMにアクセスし、Googleアカウントでログインします。トップ画面に「新しいノートブック」という項目が表示されるので、そちらをクリックして新規のノートブックを作成してください。ノートブックとは、資料と会話のやりとりをまとめて管理する「プロジェクトの箱」のようなものです。

NotebookLMの初期画面
NotebookLMの初期画面

PDFをソースとして追加する

ノートブックが作成されると、ソース(情報源)を追加する画面が表示されます。「ソースをアップロード」をクリックすると、パソコン内にあるファイルを選ぶ画面が表示されます。PDFファイルを取り込みたい場合は、ファイルを選択してアップロードします。

ここで江東区のPDF資料を選択すれば、NotebookLMがファイルの内容を自動的に解析し始めます。ファイルの大きさにもよりますが、アップロード完了まで数十秒かかることがあります。読み込みが完了すると、自動的に資料の概要が生成され、すぐに質問できる状態になります。

なお、1つのソースには最大500,000語を含めることができ、ファイルサイズは200MBまでアップロード可能です。通常の自治体配布PDFであれば、このような上限に引っかかることはほぼないでしょう。

NotebookLMにPDFを読み込ませた状態のイメージ
NotebookLMに「江東区家庭用 資源・ごみの分け方・出し方」を読み込ませた状態

読み込んだPDFに質問してみる

ソースの追加が完了したら、画面下部のチャット欄に質問を入力するだけです。たとえば次のような聞き方ができます。

「乾電池はどのごみになりますか?」「古着を捨てたい場合、どこに出せばいいですか?」「燃やすごみの収集日は週に何回ですか?」といった質問に対して、AIがPDFの内容をもとに答えてくれます。

索引から目的の単語を探し、該当ページを開いて確認するという従来の手順と比べると、その手軽さは一目瞭然です。「確かここに書いてあったはずだけど……」とページをめくる手間がなくなるだけで、日常のちょっとしたストレスが軽減されます。

NotebookLMへの質問と回答のイメージ
NotebookLMへの質問と回答のイメージ

NotebookLMを使うときの注意点

便利なツールですが、いくつか押さえておくべき点もあります。

まず、NotebookLMは自分でアップロードしたドキュメントや資料のみを参照して回答します。つまり、PDFに記載されていない情報については答えられないことがあります。資料に掲載されていない例外的なごみの処分方法などは、区の窓口や公式ウェブサイトで確認するのが確実です。

また、自治体が配布しているPDFの中には、スキャンした画像をそのままPDF化したものや、テキストのコピーが制限された形式のものが含まれている場合があります。今回の記事を書くにあたって複数の自治体の資料を調べましたが、地方の自治体では特にこれが顕著でした。このようなPDFはNotebookLMが文字列として正しく認識できず、質問しても的確な回答が得られないことがあります。うまくいかないと感じたときは、別のPDFで試してみるか、区の公式サイトでテキスト形式のデータが提供されていないか確認してみましょう。

さらに、ごみの出し方のルールは自治体によって改定されることがあります。使用しているPDFが古い版でないかを定期的に確認し、最新版に差し替えておくことが重要です。NotebookLMは読み込んだ資料の内容を忠実に参照するため、PDFが古ければ回答も古い情報になる点に注意しましょう。

ごみ分別以外にも幅広く応用できる

今回はごみ分別のPDFを例に取り上げましたが、NotebookLMの活用範囲はそれにとどまりません。マンションの管理規約、家電製品の取扱説明書、職場のマニュアルなど、「分厚くて読むのが面倒だけど、必要なときにすぐ参照したい」という資料であれば、同じ方法がそのまま使えます。

読みたいPDFがあるたびにページをめくる必要はなく、知りたいことを言葉で問いかけるだけで答えが返ってくる。NotebookLMはそのような使い方ができる、実用的なAIツールです。ごみ分別の資料を入り口として、ぜひ日常のさまざまな場面で試してみてください。

家電の取扱説明書での活用に興味がある方には、Windows用ソフト「おまかせ家電管理」も選択肢のひとつです。家中の家電情報や取扱説明書のPDFをまとめて管理でき、ソフト内からNotebookLMを開いて取扱説明書に質問するという使い方にも対応しています。「ロボット掃除機が動かなくなった」といったトラブル時に、分厚いマニュアルを読まずにAIへ質問できるのは、今回紹介したごみ分別の活用と同じ発想です。