人気の電子印鑑作成ソフト「おまかせ電子印鑑」の機能をバージョン別に比べてみました

電子印鑑ソフトとは、任意のデザインの電子印鑑を作成し、押印付きのPDF書類を簡単に作成できるようにするためのユーティリティソフトのことで、「おまかせ電子印鑑」はGREED ISLANDで取り扱っている電子印鑑作成ソフトのシリーズ名です。昨今、テレワークを導入する企業が増えるに従って、電子印鑑ソフトの需要も増え続けており、GREED ISLANDにおいても昨年から電子印鑑ソフトに関するお問い合わせをいただくことが多くなりました。

参考:キーワード「電子印鑑」の検索動向

今回は「おまかせ電子印鑑」シリーズの各バージョンの機能の違いについて、機能一覧表を見ながら解説したいと思います。旧バージョンからの既存ユーザーの方も、これから電子印鑑ソフトの導入を検討している方もぜひ参考にしてみてください。

機能一覧

「おまかせ電子印鑑」シリーズはこれまでに下記の5種類がリリースされており、2022年1月現在は、昨年末にリリースされた新バージョンの「おまかせ電子印鑑 2」と「おまかせ電子印鑑 2 Free」の2タイトルが発売中です。

  • おまかせ電子印鑑 2
  • おまかせ電子印鑑 2 Free
  • おまかせ電子印鑑 for Business(販売終了)
  • おまかせ電子印鑑 PREMIUM(販売終了)
  • おまかせ電子印鑑 Free(販売終了)

続いて、各シリーズの主な機能を見ていきましょう。

おまかせ電子印鑑2FREE おまかせ電子印鑑2 おまかせ電子印鑑forBusiness おまかせ電子印鑑PREMIUM
販売価格 0円
販売中
7,980円
販売中
7,980円
販売終了
5,980円
販売終了
「認印・三文判」の作成
「データネーム印」の作成
「ビジネス印」の作成
「ユーザー印」の作成
「住所印」の作成
「会社印」の作成
「イラスト印」の作成
「スキャナ印」の作成
「手書き風サイン」の作成
「干支印」の作成
印鑑用フォント 30書体 20書体 20書体
印鑑パネルの登録数 3つ以上 3つまで 3つまで
PDF書類に直接押印(PDFスタンパー)
電子署名付きの押印
印鑑データのインポート・エクスポート

初めて電子印鑑ソフトを使うなら無料の「おまかせ電子印鑑 2 Free」

おまかせ電子印鑑 2 Free」は、なんといっても無料で利用できるのが一番の特徴です。作成できる印鑑は「認印・三文判」、「データネーム印」、「ビジネス印」、「ユーザー印」の4種類に限られますが、「電子印鑑の導入を検討している」「とりあえず電子印鑑ソフトを使ってみたい」という方はまずこちらのソフトを試してみるとよいでしょう。

有料版の「おまかせ電子印鑑 2」と比較した場合、PDF書類に直接押印できない、スキャナ印機能で既存の印鑑を電子印鑑化できないなど、本格的に電子印鑑として利用するには物足りないところはありますが、個人もしくはもしくは社内のみの利用であれば問題ないでしょう。

仕事で使うなら機能が充実した「おまかせ電子印鑑 2」

有料版の「おまかせ電子印鑑2」は、旧バージョンの「PREMIUM」と「for Business」を統合し、さらに便利な機能を追加したもので、仕事で本格的に電子印鑑を導入したいという方におすすめです。無料版の「おまかせ電子印鑑 2 Free」にはない有料版だけの機能としては、下記のような挙げられます。

  • 作れる印鑑の種類が4種類→10種類に増えた
  • 30書体の印鑑用フォントが利用できる
  • 既存の印鑑を読み込んで電子印鑑化できる
  • PDF書類に直接押印できる
  • 電子署名付きの押印できる

実際に作れる印鑑は、無料版でも利用できる「認印・三文判」「データネーム印」「ビジネス印」「ユーザー印」に加えて、有料版のみ使用可能な「住所印」「会社印」「イラスト印」「スキャナ印」「手書き風サイン」、「干支印」の全10種類があり、ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで活用できます。また、30書体の印鑑用フォントが利用できるようになっており、よりバラエティ豊かなデザインの印鑑が作れます。

「おまかせ電子印鑑 2」では、オリジナルの電子印鑑を作成できるだけでなく、既存の印鑑を電子印鑑として使うこともできます。会社などで使用する場合はゼロから作るよりも、もともとある印鑑を電子印鑑化するケースのほうが多いかもしれません。既存の印鑑の陰影を電子印鑑として登録するためには、新しく印鑑を作成する際に「スキャナ印」を選択し、印影をスキャナーで取り込んで登録します。取り込んだ画像は、PDF書類にドラッグ&ドロップすれば好きな位置に貼り付けられます。

さらに、これまでは「おまかせ電子印鑑 for Business」だけで利用できた電子署名付き電子印鑑の作成・押印も可能となっています。作成した電子印鑑に固有の識別情報を付与して署名の法的な真正性を証明できるため、重要な書類のやりとりにも利用できます。

まとめ

電子印鑑ソフトをうまく使えば、見積書や納品書などに押印する手間や紙の書類に押印してスキャナーでPDF化するといった作業時間が軽減でき、事務作業が大幅に効率化できます。

「おまかせ電子印鑑」の導入を検討されている場合は、どのような用途で利用するかによって必要な機能が変わってくるので、本記事を参考にして無料版の「​​おまかせ電子印鑑 2 Free」で十分なのか、有料版「おまかせ電子印鑑 2」を導入したほうが良いのかを検討してみてください。

また、電子印鑑を使った具体的な押印作業のフローについては、過去記事の「簡単に電子印鑑を作れる無料ソフト「おまかせ電子印鑑 Free」で書類の押印作業を高速化してみた」で解説していますので、よろしければそちらも参考にしてみてください。