フィード配信をしていないサイトの更新情報は、Googleアラートでチェックしよう

前回は無料で利用できるフィードリーダー「Feedly」を使って、お気に入りのウェブサイトの更新情報をチェックする方法を紹介しました。フィードリーダーは登録したウェブサイトの更新情報がまとめて確認できて便利ですが、フィード配信をしていないウェブサイトは登録できないというデメリットがあります。

例えば、筆者は「NHK 就活応援ニュースゼミ」というニュースサイトを定期的に読んでいますが、このサイトはフィードの配信をしていないので、「Feedly」で更新情報を取得できません。(ちなみに、月額12ドルの有料版「Feedly Pro+」にアップグレードすれば、フィード配信をしていないウェブサイトを登録できるようになりますが、「NHK 就活応援ニュースゼミ」の更新チェックのためだけに有料版を購入するのももったいないのでしていません)

そこで今回は、Googleのサービスのひとつである「Googleアラート」を使って、RSSフィードが配信されないサイトの更新情報をチェックする方法を紹介します。

Googleアラートとは?

Googleアラートは、登録したキーワードに関連するウェブやニュースの更新情報をメールやフィードで通知してくれるサービスで、 Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用できます。

フィードリーダーと違って、特定のウェブサイトの更新情報を取得するのではなく、設定したキーワードを含むさまざまなウェブサイトから情報を取得できるところが大きな特徴です。

Googleアラートの使い方

それでは早速、Googleアラートを使ってみましょう。Googleアカウントを持っていない場合はGoogleアカウントの作成からアカウントを作成しておいてください。

キーワードを登録する

まずは、Googleアラートのページにアクセスします。入力フィールドに好きなキーワードを入力してエンターキーを押すと、そのキーワードを含むウェブページが一覧表示されます。

フィード配信をしていないサイトの更新情報は、Googleアラートでチェックしよう

上記の例ではキーワードを引用符で囲んでいますが、こうすることで、入力した内容に完全一致するキーワードだけを検索できます。また、「site:」と組み合わせることで検索対象を特定のサイトに絞ったり、「-」で特定のキーワードを除外したりといったこともできます。詳しくは、「ウェブ検索の精度を高める – Google 検索 ヘルプ」を参照してください。

オプションを設定する

続いて「オプションを表示」をクリックして、通知に関する設定を行います。基本的にすべて初期状態のままで問題ありませんが、件数は「すべての結果」に変更しておきます。こうすることで著名なサイトだけでなく、個人サイトやブログなど、規模の小さいサイトの更新情報まで、隈なく情報を取得して通知してくれます。オプション設定は後からでも変更できます。「アラートを作成」をクリックすれば設定は完了です。

フィード配信をしていないサイトの更新情報は、Googleアラートでチェックしよう

RSSも出力できるが購読するには有料版Feedlyが必要

Googleアラートは配信先として上記で解説した「メール」のほかに「RSSフィード」を選択することもできます。ところがGoogleアラートで出力したRSSフィードは無料版の「Feedly」では登録できず、月額12ドルの有料版「Feedly Pro+」にアップグレードする必要があります。

更新情報をメールで確認する

設定が完了すれば、指定したキーワードを含むウェブページがウェブ上に公開されたときに、メールアドレスにメールが届きます。メールが届く頻度はデフォルトでは「1日1回以下」ですが、できるだけ早く更新情報をチェックしたければ、アラートのオプションで「頻度:その都度」に設定しましょう。

フィード配信をしていないサイトの更新情報は、Googleアラートでチェックしよう

まとめ

最近ではTwitter、FacebookなどのSNSを使ってサイトの更新情報を発信している企業も多くなってきましたが、SNSやフィード配信をしていない企業・ウェブサイトもまだまだ少なくありません。

今回紹介したGoogleアラートを使う方法なら、お気に入りのウェブサイトの更新情報だけでなく、自社の商品やサービスなどの評判をいち早くキャッチするのにも使えます。より効率的に情報収集ができるので、まだ使ったことのない方はぜひ試してみてください。